転職をするときに年齢制限の存在はとても気になりますよね。
今回は社会福祉士の転職に年齢制限はあるのか?ということについて解説していきます。
記事の内容
✔️社会福祉士の転職に年齢制限はあるのか
✔️年齢が高くても転職しやすい転職先
記事の信頼性
社会福祉士として5年以上の勤務、就職活動の経験がある筆者が解説します。
Contents
社会福祉士の転職に年齢制限はあるのか
社会福祉士の転職に年齢はほとんど関係ない
社会福祉士に限らず、福祉業界では転職時の年齢制限がほとんどないのが特徴です。
筆者も5年以上社会福祉士として勤めてきましたが、周りはほとんどが中途採用者でした。
40代以降で転職される方も他の業界に比べると非常に多いです。
国家資格があれば、年齢に関係なく転職できるという強みがあります。
ただし行政と社協は年齢制限のあることも(60歳まで大丈夫)
年齢制限がほとんどない社会福祉士の転職ですが、行政と社会福祉協議会に関しては年齢制限が設けられていることもあります。
ただし、社会人採用枠であればかなり高めの年齢に設定されていることが多いです。
たとえば、大阪市の2020年度新規採用職員募集では社会福祉士(社会人経験者)の年齢制限は59歳とかなり高めです。
(引用元:大阪市HP)
以上のことから、社会福祉士の転職に年齢制限はほとんどないことが言えます。
年齢が高くても転職しやすい職場
年齢制限がほとんどない社会福祉士の転職ですが、中でも高い年齢から転職しやすい職場というものがあります。
今回は2つご紹介します。
施設
まずは施設職員です。
特に高齢者施設は今後ますますの需要増が見込まれます。
施設職員の特徴としては、より条件の良い施設が見つかれば転職していく人が多いということです。
筆者が関わってきた多くの社会福祉士の中でも、施設職員は同じ地域内で転々としている人も少なくありませんでした。
施設での社会福祉士の業務
✔️施設入所に関する相談
✔️施設の入所調整
✔️入居者やその家族からの相談業務
✔️ケアマネージャーや市役所、病院などの専門機関との連携
地域包括支援センター
続いて地域包括支援センターです。
地域包括支援センターには、以下の専門職を配置することが定められています。
地域包括支援センターの配置基準
①保健師
②社会福祉士
③主任介護支援専門員
(介護保険法施行規則第140条の52第1項第2号より)
専門職を必ず配置しなければならないと定められているため、地域包括には未経験はもちろん他の職場で経験のある社会福祉士もたくさん勤務しています。
そのため年齢層も幅広く、40代以降で地域包括支援センターへ転職する人も珍しくありません。
地域包括支援センターでの社会福祉士の業務
✔️高齢者の総合相談
✔️成年後見制度に関する相談
✔️ケース対応
✔️介護予防ケアプラン作成
福祉業界は業界内での転職が多い
筆者が社会福祉士として勤務する中で感じたことは、福祉業界は業界内で転職する人が非常に多いということです。
以前はこの施設にいた人が、気づいたら同じ地域の別の施設で働いていたなんてことも珍しくありません。
より条件の良い職場が見つかれば転職していくというのが福祉業界の風潮であるように感じます。
施設では長年経験がある人に向けて「施設長候補」の求人を出しているところも多くあります。
そのため、転職時の年齢も自ずと高くなっていきます。
以上の理由から社会福祉士の転職に年齢制限はほぼないということが言えるでしょう。