未経験からでも転職できるのだろうか?
今回は未経験からでも社会福祉士に転職できるのかについて解説していきます。
記事の内容
✔️未経験からでも社会福祉士に転職できるのか
✔️未経験からの転職時にオススメの転職先
✔️記事の信頼性
社会福祉士として5年以上の勤務・就職活動の経験がある筆者が解説します。
Contents
未経験からでも社会福祉士に転職できるのか?
福祉業界は未経験からの転職がしやすい
数ある業界の中で、福祉業界というのは未経験からの転職が非常にしやすい業界です。
理由は、ニーズがものすごくあるからです。(しかも年々増え続けている)
最近では高齢化に伴うニーズ増加はもちろん、司法関係施設への進出など社会福祉士の活躍の場は増え続けています。
つまり未経験からでも福祉業系への転職は十分に可能なのです。
国家資格があれば強い
最近では社会福祉士の国家資格が応募の必須項目になっている求人も増えてきています。
以前は社会福祉主事任用資格でも応募可能だったものが、社会福祉士に限定されてきているのです。
社会福祉主事任用資格とは
大学や短期大学において厚生労働大臣が指定する科目のうち3つ以上を履修して卒業した場合に得られる。
(引用元:厚生労働省HP)
→つまり、「社会福祉士に比べて簡単に得られる=専門性が低い。」
社会福祉士に限定された求人であれば、自ずと倍率も低くなってきます。
ですから社会福祉士国家資格を持っているだけで、転職では非常に有利なのです。
一度福祉業界を経験すればさらに転職しやすくなる
以上の理由で未経験からの転職が非常にしやすい社会福祉士ですが、一度福祉業界を経験すればさらに転職がしやすくなります。
筆者も5年以上社会福祉士として勤務する中で、社会福祉士として転職をした多くの人を見てきました。
福祉業界は年齢制限もほとんど存在しませんから、一度福祉業界を経験すれば選択肢は大幅に広がります。
より条件の良い職場、より自分のやりたい仕事ができる職場。
そのようにいつでも転職できるという強みが福祉業界にはあります。
未経験からの転職でオススメの転職先
①地域包括支援センター
未経験からの転職でオススメなのが地域包括支援センターです。
地域包括支援センターには、以下の専門職を配置することが定められています。
地域包括支援センターの配置基準
①保健師
②社会福祉士
③主任介護支援専門員
(介護保険法施行規則第140条の52第1項第2号より)
つまり、地域包括支援センターには社会福祉士を配置しなければならないと法的に定められているのです。
ですから未経験からの転職時に地域包括支援センターは狙い目なのです。
地域包括支援センターでの社会福祉士の業務
✔️高齢者の総合相談
✔️成年後見制度に関する相談
✔️ケース対応
✔️介護予防ケアプラン作成
②施設(高齢、障がいなど)
次に社会福祉士の転職先としてオススメするのが施設職員です。
特に高齢者施設は今後もニーズ増加が見込まれるため、非常に転職しやすいと言えるでしょう。
施設での社会福祉士の業務
✔️施設入所に関する相談
✔️施設の入所調整
✔️入居者やその家族からの相談業務
✔️ケアマネージャーや市役所、病院などの専門機関との連携
③社会福祉協議会
社会福祉協議会は各自治体に設置されている地域福祉推進のための団体です。
市役所内に設置されている自治体もあり、行政からの委託事業なども行なっています。
そのため、準公務員のようなイメージをされる方も多いのではないでしょうか。
社会福祉協議会は、福祉に関するあらゆる相談を受け付けており、そこから然るべき機関に繋いでいく役割があります。
そのため、様々な機関の役割を知ることができ、未経験からの転職にはオススメです。
社会福祉協議会での社会福祉士の業務
✔️福祉に関するあらゆる相談業務
✔️個別のケース対応
✔️福祉資金の貸付に関する相談
✔️日常生活自立支援事業(金銭管理)に関する業務
✔️地域のイベントや集まりに参加
✔️ボランティア団体の管理
福祉業界は未経験からの転職先として狙い目
福祉業界というものは常に多くのニーズがあります。
さらに高齢化や司法業界への進出など、社会福祉士の活躍の場は今後ますます増加していくことが見込まれます。
また、福祉業界の転職では年齢制限があまり設けられていないことが多いのも特徴です。
以上の理由から、福祉業界は未経験から非常に転職しやすい業界であると言えるでしょう。
社会福祉士の国家資格を持っている人なら、さらに転職はしやすくなります。
ぜひ国家資格を活かして転職に踏み出してみてはいかがでしょうか。